はなしたいこと、すきなこと

何もわからないまま社会の波に飲まれたオタクが、書きたいこと、話したいことを好きなだけ書いています。

ありがとう沼落ち、いい薬です。

突如2020年に、ジャニーズWESTにはまり、神山担になった人間による「ありがとう沼落ち、いい薬です。」という沼落ち記録
 
沼落ちブログを読むのが大好き。
その人がどこに一番グッときて、何が人を変えるのかが垣間見えるから。
 
一生新規ハイでいたい。自分でも書いてみよう。そんな難しい話じゃないし。
 
今すり傷くらいのことならあんまり気にならないくらい、日々のちょっとした嫌なことを忘れるくらいの心境。マジでいい薬ですね。
 
自分が後で見返して楽しくなれる、この世に三人くらいいるだろう沼落ちブログ大好き芸人さんのつまみになるように書くだけの話です。
 
お邪魔します、の気持ちとともに、
ジャニーズWESTの沼落ちブログをはじめて行きましょう。
 
 
そもそもアイドル好きの始まりは、嵐の二宮くん。10周年の頃に中学生になり、そのあと君と僕の見ている風景@国立を見に言ったり、一般的なジャニオタの導入。お手本のようだ。
 
ただ、本当にオタク化したのは関ジャニ∞。2009年の『ROMES 空港防御システム』というドラマで興味を持ち、8uppersに行ってから。
 
大倉くんにどハマりし、13歳からの11年間、時にめちゃめちゃ深く、時に浅く、心がくっついたり離れたりしながら過ごしてきました。
 
10代のやさぐれ&やわ&面倒な気持ちを支えてくれたのは、友達を増やしてくれたのは、思い出をたくさん作ってくれたのは、泣きながら勉強していた受験生時代を救ってくれたのは、間違いなくエイトでした。 
 
とはいえ、ここ3年は実質もうオタクというのは憚られるくらいで、シングルも映像もしっかり全部揃えてはいたものの、それが新しい音源や映像に触れたくて…という気持ちに基づくものだったと言い切る自信を持てません。あと、とことんライブが当たらなかった。生で彼らを見れていない。
 
 実質ただのお茶の間オタクになっていく最初のきっかけ、2018年の4月15日を振り返り。
 
就活が始まり、自分の夢が叶うかの不安や、周りから勝手に感じるプレッシャーに早速振り回されていたとき、たしか高校のオタク友達のLINEで知って、(ファンクラブのメールはその時気づいてない気がする)「無理」としか言えないままで、(たぶん)アッコにおまかせ!で会見を目にした。
 
あの時のことは、本当に部分的にしか思い出せない。
(あの時から、週刊誌って本当のことをすっぱぬくんだな…と妙な信頼を置くようになりました。)
 
テレビの前の足の短い机に膝を乗せて、じーっと会見をみてた。一人会見の場に出てこれないことも、その理由をしらないまま「おっちょこちょいだなぁ」くらいの気持ちでみていた。
 
あの噂は、本当だったのかと呆然としながら、ほんとうに、この人はいなくなってしまうんだ、もう元には戻らないんだなと見つめていたことだけ覚えています。
 
気持ちのセンターで、音楽のセンターで、バラエティでもセンターだった。私にとっては、世間的認知がどうであれ、彼は圧倒的な「支柱」だった。その人がいなくなる。彼はすべてのハブだった、彼がいたからエイトがあった。だから、もう終わりだと思った。
 
さらに、彼をつなぎとめるための、バンド体制や音楽の追求が、彼が外に出たくなる気持ちを、結局は大きくしてしまったと思って、絶望した。バンド体制に、正直そこまで賛同できていない、あまりいいファンではなかったからこそ、その絶望は大きかった。
 
彼をつなぎとめるためだと思って、その体制を受け入れてきたのに…踊る彼らを見れなくても…と腹をくくっていたのに…と思う部分もかなりあった。わがままです。
 
でも、会見で最後まで一貫して凛として語りきった彼を見て、ほんとうに終わりなんだと悟って、はじめて泣いた。
 
その後あらゆる番組で、「卒業」していくすばるくん。彼はいつでもほんとうにかっこよかった。愛されている姿をみれること、次の夢に走っていく姿をみれることは、ほんとうにありがたいことだった。(今でも彼の音源は買ってきいてる!)
 
彼がいなくなっても、六人の毎日はもちろん続く。GR8ESTは最高だった。不在が存在をより際立たせるという不思議な感覚を味わいつつ、彼らも集うオタクたちもどこか傷を負いながら、でも一緒に頑張っていくんだ…という気概にあふれていたライブ。あんな独特なライブ、そうそうない。(忘れらんねえよ 梅津くんの脱退ライブは似たものがありました)
 
ただ翌年2019年は、社会の波に飲まれライブに行けず。(ただの就職)
どこか不安な気持ちで応援。どこでもいつでも不穏な言葉が付いて回っていたから。
 
9月5日、タクシーの中で先輩がトレンドに上がっていた脱退のニュースを何気なく読み上げる。退所の言葉の周りには、本人の姿はなく5人の姿だけがあった。
 
もう、泣けなかった。
 
春頃から噂され、18年のこともありどこか「本当にやめちゃうかも」と思っていたからなのか、どこかでこれからは引っ張っていくと言ってくれたのに(発した時は嘘なんてなかったと思う)と勝手にショックを受けたからなのか、これから本来はセンターを好まないだろう自担が、センターに据えられてしまうのか…と怖くなったからなのか…もうわからないけれど、泣けなかった。
 
ただその分、ずっとはじけないままのポップコーンのように消化できないまま。
寂しかったんだと思う。大好きな人が大好きな場所を、「捨てたように見える」のが。
 
本当のことのうち、アイドル本人の口から言えることなんて限られているはずで、そこに推測や解釈を加えるのは絶対違うのに。
 
楽しかった時間が、全部嘘だったように変質していくのが耐えられなかった。
手から砂がこぼれていくような感覚、すり抜けていく綺麗で楽しかった時間。
 
ボロボロになってしまったからこそ、失うものは何もないと立ち上がる彼らは、私の大好きな彼らそのものでした。
 
でも、大好きだからこそ、彼らが傷つけられたり、憐れまれる姿を見たくなかった。
要は、心が折れてしまった。
 
それに、彼らはもう十分すぎるほど間口の広いアイドルになっていて、心の折れたオタクが付いている必要はないな…と思ってしまった。
 
大倉くんが十五祭の挨拶で言った「最低最弱のときも、ずっと愛し続けてください」に答えられなかった。あんなに好きで、そのことに自信があったのに。
 
大きくなりすぎた関ジャニ∞という船、それは、本当だったら自分たちの手だけで、舵を取る自由を持っていい船に、振り回されているように見えるのが、どうしても苦しかった。
 
 
もうテレビで見るだけでいい、深入りしないようにしよう。
アイドルは、元気をくれる。
でも、その元気をくれる力に頼るほど、何かあったとき立ち直れなくなる。
 
もう十分楽しんだ、友達との10代の楽しかった思い出として、綺麗なままで封をしておきたい。アイドルのオタクから、徐々に抜け出そうと決めていました。
 
 
私の好きなバンドの解散時のコメントに、オタクとしての気持ちと近いと感じるものがあります。1stアルバムからずっと聞いていたバンド、学生の私には時として「大人に食い荒らされてしまう」と思う瞬間があるバンドでした。
 
エイトにおける脱退に伴う環境変化が、「食い荒らす」ですね。
あとCHEMISTRYのPIECES OF DREAMは、どうしても思い出してしまう。この時のことを。
 
「振り返ってみると、Galileo Galileiというバンドは僕たちにとって、子供の時に大切に乗っていた“おもちゃの車”のようなものだったのかもしれません。
けれど“おもちゃの車”では、庭の芝生から先へとは進めなかったのです。僕たちはその先にある、どこまでも続く険しいコンクリートの道路を走ってみたくなってしまったのです。そして大人になった今、この愛する“おもちゃの車”から降りることを決心しました。」
 
おもちゃの車から降りる、
そして大人の道を歩く。
 
これは、関ジャニ∞から少し離れようと思った時の、私の気持ちに近いものです。
(オタクとバンドをなぞらえるでない!)
 
 
そんな中、実は並行して2017年あたりから後輩がめちゃめちゃ度々ジャニーズWESTを推してくれていました。
 
「絶対好きだと思います」とパラチャーや愛の奴隷を見せてくれたり(これを絶対好きと思われてるって何)(でも正解です、ありがとう)、今度こんなライブがありますよ!と教えてくれたり。
 
とはいえ、エイトに夢中&傷心中だった私は、なかなか手を出す気になれなかった。
(気持ちのどこかで、レコメンやヒルナンデスといったエイトらしい場所が取られてきた…という思いがあり、近寄り難かったという理由もありました。)
 
 
しかし、人生は本当に複雑怪奇、いろんな組み合わせではまり込んで行きました。
以下、時系列。
 
・6月
なぜか彼氏が「”サヨナラなんかじゃ終わらせないから”が好きだと思う!!」と
『証拠』の初回Aをくれる。(表題曲よりCWを押すという独特さ)
➡︎「たしかに!"You ain't mine"もいいね!」となる。(証拠は?)
 
・7月の頭
24時間テレビのパーソナリティ発表。
➡︎リモートワークだったこともあり、(そして心のどこかでエイト来ないかな…と思っていたこともあり)番組視聴。
➡︎そこで「ジャニーズwestの重岡くん」がメンバーからかけられたコメント「メンバーからよく食い込んだ重岡!と声をかけてもらいました」がクリティカルヒット
➡︎お?「ワードセンスがすばらしくおもろなお兄ちゃん」が好きな私としては、興味を持たないわけがない。メンバーについて調べ始める。
 
・8月 
仕事が猛烈に忙しくなり、24時間もテレビも雑誌も音源も全く追えず、一時休戦。
 
・9月頭 
仕事が落ち着き、後輩に連絡。「見るべき映像を教えて!」「最新が良いですよ」
➡︎当日に”WESTV!(DVD通常)”購入。
 そこから一週間で全てのシングル・アルバムをとりあえず全てレンタル。
➡︎またしても仕事に忙殺され、映像が見れない。心苦しい。
 
➡︎見れる日が来た!後輩とラインしながらお酒飲みながら視聴、
 「小瀧くんかしこおもろ!!」と仮の担当を小瀧くんに置く。
➡︎コントコーナーに入ったタイミングで、「これは絶対に好きなやつだ」
 「大好きな健やかオモロなアイドルだ」という確信をなぜか持ち、その場でFC加入。
 ありがとう、ネットバンキングとPay-easy
 社会人オタクの初速をあげているのは君たちさ。
 
paraviにも加入していたので(ブラッディマンデーのため)、パパジャニも見始める。
 
ただバラエティではなく、アイドルはライブから好きになる。
沼落ちは”ライブ映像とメイキング”、これは間違いない。
 
まず、ライブの構成がすごい好みだった(お笑いやかっこいい一辺倒にしない、バランスと強弱が意識的につくられているライブが好きです)というのはもちろんありつつ、重岡くんのオープニングの言葉(スーパー元気なやつが〜)や、メイキングで涙をこぼしている瞬間が、沼だったなと思います。信頼できる、みたいな勘。
 
でもしげちゃんは自担ではありません。(もちろん大好きですが)
 
なんか尊敬が先に来てしまう。どんなにちょけていても、嫌なことや苦手と思っていることから、ちゃんと逃げなかった人しか言えないこと・できないことができる(ようにみえる)から尊敬してしまうんですよね(話が壮大)
 
 
・9月中頃
繰り返し動画を見ているうちに、
Drift!のピースにっこり神山くんとYSSB三白眼神山くんの2点が線で結ばれる。
➡︎「は??????この人が自担だ…」とビビッときて神山担の自我が芽生える。
(小瀧さんは、ワードセンス尊敬&こんな同期がいたらいいのに!!!枠に。)
➡︎とりあえずもっと高画質で見たい、そして衣装をもっと静止画で見たい…と思い、
すべての映像をBRD初回盤で買おうと決める。
ライブの映像を全て買う。オタクの初速、極まれり。
※すでに買っていた24魂とWESTV!は買い直し、DVDは彼氏(淳太くん好き)にお礼を兼ねてあげました。
 
・9月後半
揃っていない音源に「アンジョーヤリーナ」という名曲があると知る(歌詞だけ読む)
映像をみるなかで「Can't Stop」「シルエット」が欲しくなる、ていうか知らない曲あるのとか無理だな…となる
➡︎ダブトラ含め、全ての音源をあの手この手で買う。揃え切る。人生で初めてメルカリを使った(おばあちゃん?)
➡︎全部が揃う。「アンジョーヤリーナ」「Go low low」「Gimme Gimme Gimme」に衝撃を受ける。
 
・10月
またしても仕事に人生の大半を持っていかれる。死ぬかもしれないと思い始める。
残業時間が100H/月を余裕でぶっちぎってしまい、目が見えにくくなる・動悸に悩まされる。笑「20代 過労 突然死」を検索し始める笑
 
たくさんの悔しいことが仕事で起きて、
たくさん泣く。思い返すだけで恐ろしい。
笑い事ではないが、もはや面白い。
 
なぜかそれまで普通に好き、程度だった「人生は素晴らしい」「間違っちゃいない」が突然鬼のように刺さる。
 
頑張ろう!という以上に「心のパズルはじけ散って 深夜の帰り疲れ切って 曲がり角間違えて 知らない道に出た」「光れない 馴染めない なぜ同じように生きれないの」というちょっと暗い・くたびれた部分が、”残業している心に効きました”。
 
こうやって、好きになっていく・はまり込んでいくのだと、実感する。
 
 
・11月
音楽番組に彼らが出るとなると、朝から心が踊るようになる。どんな衣装が見れるかとワクワクする。どんなブログが更新されたかな…と夜の楽しみができる。雑誌をまた買うようになる。オタクの友達を作るようになる。
 
オタクの世界に帰ってきてしまったなと実感する。
でも、これで良かったんじゃないかと思い始める。
 
・12月
配信ライブを全部見る。ギミギミの神山くんは、宇宙だった。ゴロロの淳太くんは、覇王だった。アンジョーのしげちゃんは、光だった。try me nowのりゅーせーくんは美の権化だった。週うまの照史くんは、太陽だった。special loveのはまちゃんは、シルクだった。ビグショののんちゃんは、勇者だった。(ボキャブラリー??)
 
今の私ががんばるために、元気になるために、
アイドルの力を借りてもいいじゃんと思えるようになった。
 
結局のところ、アイドルを推す世界に帰ってきてしまいました。
やっぱりか〜と面白い気分にもなるものの、
また悲しくなるんじゃ?」という不安な気持ちは、あまりないです。
 
だってもう、自分の生活、思想、仕事、
人間関係…ありとあらゆるものに、責任を持てるようになったから。
 
全部を委ねられるほど、もう子供じゃないから。
 
そして、アイドルに永遠なんてないことを、
悲しいけどもうちゃんと理解しているから。
 
また、アイドルと一緒に、
ジャニーズWESTと一緒に、
生活していけるような気がしています。
 
 
不安定な気持ちを支えてくれて、
ちゃんと大人になるまで見守ってくれていたのがエイトだったとすると、
 
毎日戦って、怪我ばかりしている大人になった私と、一緒に戦ってくれるのがWESTだと思う。
 
(エイトのことは、大倉くんのことは今でも大好きで出た音源と映像は全部買っちゃうけど、
オタクです!!!!!と胸を張れる自信はないって感じ。)
 
WESTの好きなところは、多分頑張っていることを、わりと是としてくれるところ。
 
無理しなくていい!やめときな!というよりは、頑張ってるの知ってるぜ!と、
声をかけて、また一緒に頑張ってこう!と言ってくれるところ。
 
ほとんどの時間を、仕事に使っていく私の生活は、まだまだ続いていきます。
 
こういう生活は、結構しんどいけれど、面白いと思うし、頑張っている自負もあるからやめたくない。まだまだ頑張りたいことがあって、叶えたいこともある。
 
だからいま、WESTを好きになったんだと思う。
 
全ては巡り合わせというか、運というか、タイミングなんだと気づきました。
頑張っていることを、いいねって言ってくれるWESTに出会えて、本当に良かった。
 
あと、おかえり自分!オタクの世界に!!!!
 
なんかダラッダラ書いたけど、
15thシングル「週刊うまくいく曜日」のリリースおめでとうございます!!!!
(今日はフラゲ日ですけどね!!!!)